第十二課 死者の中からよみがえられたキリスト

指示
ヨハネの福音書の20章から21章まで読んで下さい。
このページの第十二課を読んで下さい。
必要なら、用語解説を引いてください。
第十二試験の質問に答えて下さい。

神のことばであるキリストは肉体のあるお方になり、人間と一緒に暮らしておられました。キリストは世に神の愛を示して下さったのに、多くの者に憎まれたのです。イエスが裁判長の前に引き渡されたとき、集まった群衆は叫び声でイエスの死刑を願いました。キリストは死なれたのですが、死者の中からよみがえられました。

マグダラのマリヤが主を見たこと(20章の1節~18節)
その日曜日の朝早く、マグダラのマリヤは主の死体がおかれていた所に行きました。そして、墓から石が取りのけてあるのを見たのです。そして、彼女は走って行って、だれかが主の体を取って行ったと、ペテロとヨハネに伝えました。

ペテロとヨハネは墓の方に見に行って、自分の家に帰りましたが、マリヤは泣きながら、まだ墓の外にいたのです。よみがえられたイエスは彼女にお現われになったのですが、彼女にはイエスであることが分かりませんでした。(14節)しかし、彼女はすぐ分かるようになって、大喜びでした。

弟子たちが主を見たこと(20章の19~31節)
弟子たちはユダヤ人を恐れていたので、秘密の所に集まり、戸を閉め切っていました。けれども主イエスは彼らの真ん中に現われ、生きていることを明らかにして下さったのです。イエスは彼らに、「平和があなたがたにあるように。」と、あいさつして下さいました。すると、彼らは非常にうれしく思いました。しかし、弟子のひとりトマスは、そのとき彼らと一緒にいなかったので、イエスがよみがえられたのを信じませんでした。八日後に、主は再び弟子たちにお現われになりました。そのときは、トマスも一緒でした。主は特に、トマスの前に近づいて立たれました。トマスは自分の不信仰を恥じて、「私の主、わたしの神。」と言って叫びました。

弟子たちが漁に行ったこと(21章)
その後、弟子たちは漁に行って、一晩中漁をしましたが、何もとれませんでした。夜が明けるとき、彼らは、主が岸べに立っておられるのを見ました。イエスは彼らに、舟の右側に網をおろすように言われました。そうすると、彼らは多くの魚がとれました。もう一度、彼らには、そのお方が主であることが分かりました。イエスは魚の用意をして、弟子たちと一緒に食べました。

後で、主はシモン・ペテロに三回こう言われました。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」そして、主はペテロに、「わたしの羊を飼いなさい。」と言われました。(15節~17節)

イエスの弟子のひとりヨハネがこの書を書きました(24節)。キリストは、この書で記録されたよりも、多くのことを教え、また行なわれました。(25節)

もし、あなたが、神の御子息としてイエス・キリストを信じるなら、あなたは今救われて、永遠のいのちを得るのです。

第十二課の試験