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第五課
命の水と命の光
キリストは、ご自分の大いなる奇跡によって、自分ご自身が神の御子息であることを、ユダヤ人たちにお示しになりました。けれども、彼らはキリストの幾つかの言葉が分からなかったので、まだキリストを喜んで信じることは出来ませんでした。
命の水を与えて下さるキリスト(7章)
初めのうち、キリストの兄弟たち(ヨセフとマリアの子)はキリストを信じませんでした(5節)。キリストは彼らと一緒にその祭へ行かれなかったのです。後で、イエスは神殿に行って、そこで教えられました(14節)。イエスは、「だれでも神のみこころを行おうと願うなら、その人には、この教えが神から出たものか、わたしが自分から語っているのかが分かります。」と言われました(17節)。今もなお、この節は真実です。あなたは神のみこころを知ることもそのみこころを行うことも出来るのです。
その祭の最後の日、キリストは、自分のもとに来る者にはだれにでも、命の水を与えると言われました(37節)。さらに、イエスは、「わたしを信じる者は、その人の心の中から、生ける水の川が流れ出るようになる。」と言われました。キリストを知らない人は本当に幸いな生活は出来ません。キリストを信じる人は、キリストにある永遠の命についてほかの人に伝えるべきです。
イエスがその約束されたキリストではなく、預言者にすぎないと信じた者が多くいました。パリサイ人たちはキリストを捕えたかったのです。しかし彼らはキリストの言葉を聞くと、こう言いました。「あの方が話すように話した人は、いまだかつてはありません。」イエス・キリストは命の言葉を持っておられます。キリストを信じて下さい。
世に光を与えて下さるキリスト(8章)
パリサイ人たちは姦通の女をイエスの所に連れて来ました。彼らは彼女の罪のため石打ちの死刑を執行したかったのです。しかし、キリストはこう答えて言われました。「あなたがたのうちで罪のない者が最初に彼女に石を投げなさい。」イエス以外には罪のない者はいませんでしたが、イエスは彼女に刑の宣告をなさいませんでした。イエスがこの世に来られたのは刑の宣告をなさるためではなく、かえって、罪人を救うためでした。それで、彼女にこう言われたのです。「行きなさい。これから罪を犯してはいけない。」
その後、イエスはこう言われました。「わたしは世の光です。」まことの光は私たちの罪を明らかにして、私たちに天国へ行く道を示して下さいます。イエスが私たちの罪を取り除いて下さらなければ、私たちは天国に入ることは出来ません。キリストは私たちの罪を明らかにしておられますが、その罪を取り除きたいと願っておられるのです。あなたも、キリストがあなた自身の罪を取り除いて下さったという確信を持つことが出来ます。
罪を犯す者は、罪の奴隷です(34節)。私たちは罪を犯さざるを得ないのです。私たちは罪を犯さないために力が必要です。キリストは、「真理はあなたがたを自由にします。」と言われました(32節)。聖書は私たちに神の真理を与えて、神の御子息イエスについて教えるのです。あなたは罪人です。神の真理を信じて、その御子息イエス・キリストを受け入れて下さい。そうすれば、あなたは自由となりますよ。