指示
マルコの福音書の6章を読んで下さい。
このページの第五課を読んで下さい。
必要なら、用語解説を引いてください。
第五試験の質問に答えて下さい。
家族に拒まれたキリスト
(1~6節)
2章では、ユダヤ人の宗教指導者たちが神の完全なしもべなるイエス・キリストを憎んだことを学びました。6章では、キリストはご自分の郷里に帰られましたが、ご自分の親族と家族がイエスを信じませんでした。反対している知り合いと家族の前で、まことの神であるイエス・キリストに仕えるのは難しいですが、キリストを信じて、キリストに従うことは、何よりも大切なことです。
ナザレの人々がキリストを信じようとしなかったとき、キリストは、ご自分の弟子たちが福音を宣べ伝えるように、彼らをほかの村々へ遣わされました(7~13節)。人々がキリストを信じたくなくてもなお、神は人々を愛しておられるのです。こういうわけで、福音を宣べ伝えさせるために、神はご自分のしもべたちを遣わしておられるのです。
バプテスト・ヨハネが殺されたこと
(14~29節)
ヘロデ王は、バプテスト・ヨハネの首をはねるように命じました。ヨハネは、ヘロデが自分の兄弟ピリポの妻と暮らしている姦淫の罪を大胆に叱責したので、彼女はヘロデに、イエスのいとこであり友人であるヨハネを殺させてしまいました。主イエスはヨハネの死を悲しまれました。今もなお、神のみことば(聖書)とイエス・キリストに忠実に従っている多くの人が迫害を受けているのです。神はいつか天国で、彼らの服従の報いをお与えくださるのです。
群衆に食べさせて下さったキリスト
(30~44節)
イエスとご自分の弟子たちは、祈ったり休んだりするためにしばらく人々から逃れようとされましたが、大勢の人々が彼らのあとについて行きました。キリストは彼らに多くのことを教え始められました。それから、時刻が遅くなりましたが、みんなはまだ食べていなかったので、おなかがすいていました。そこはへんぴな所だったので、食べ物を買う所はありませんでした。
弟子たちはイエスに、「みんなを解散させてください。」と言いました。しかし、キリストはまだ彼らにそれ以上何かを教えることを望まれました。弟子たちは、パンのかたまりを五つ、魚を二匹持っていました。キリストは、この小量の食べ物を取り、それを祝福し、人々に与えるように弟子たちに渡されました。キリストはこの奇蹟によって神の創造の力を示されました。すべての人は満腹しただけではなく、残り物が十二のかごいっぱいもあったのです!
私たちを愛される神は、日光、雨、空気、食べ物などを、私たちの体の健康のために与えて下さいます。これらの物より大切な物、すなわちご自分のみことば聖書をも与えて下さいました。聖書は、私たちの心のための「食べ物」です。マルコによる福音書は、聖書の66書の一つです。あなたは、神があなたに与えて下さったすべての物を感謝していますか。
湖の上を歩かれたキリスト
(45~52節)
弟子たちがベツサイダに帰って、湖を渡っているとき、主イエスは水の上を歩き、彼らの方に来られました。弟子たちは恐れましたが、イエスは彼らに、「恐れることはない。」と言われました。
キリストは、私たちが恐れることを望んでおられません。キリストは私たちの罪のために死なれましたが、今私たちの祈りをお聞きになるために生きておられるのです。イエスに救いを呼び求めて下さい。