第七課 神の御子息

指示
マルコの福音書の8章の27節から9章の終まで読んで下さい。
このページの第七課を読んで下さい。
必要なら、用語解説を引いてください。
第七試験の質問に答えて下さい。

イエスは完全な神のしもべであられましたが、イエスを信じない人がいたということを、この課程で学びました。ある人々はイエスが悪い人であると信じ、他の人々はイエスがすばらしい預言者であられると信じました。

「あなたは、キリストです。」
(8章29節)
ペテロと弟子たちはイエスを信じました。彼らは、イエスがキリストであり、世の救い主であられることは知っていましたが、イエスが世の罪のために死ななければならないということが理解できませんでした(8章31~38節と9章32節)。神は、すべての人が罪人であり、また罪から来る報酬が死であるということを明言されました。イエスは罪のないお方であられましたが、全人類の身代わりとして、すべての人のために死んで下さいました。あなたは、イエスを信じることによってあなたの罪から救われることが出来ます。イエスは、自分ご自身が死者の中からよみがえるということを前もってお話しになりました(8章31節と9章31節)。今日、イエス・キリストは生きておられ、ご自分を信じるすべての人を救う力を持っておられるのです。

「これは、わたしの愛する子である。彼の言うことを聞きなさい。」
(9章7節)
9章1~13節で、イエスはペテロとヤコブとヨハネとを連れて、山に登られました。そこでイエスの御姿が彼らの前で変わり、ご自分の衣服が雪より白くなって輝きました。弟子たちは、モーセとエリヤとがイエスと話し合っているのを見ました。彼らは、「これは、わたしの愛する子である。彼の言うことを聞きなさい。」という神の声を聞きました。世の初めから、神の御子息キリストは父なる神とともに天におられました。

神は、天と地とすべての人とを創造された全能の神であられます。神は人間の形をもって現われ、この世に降って来られました。キリストは全人類を愛されたので、世に来て、人間の形でお生まれになりました。この事ができたのは、処女マリヤがイエスを産んだときでした。イエスはお生まれになり、神の御子息であられました。イエスは、「神の御子息」と呼ばれますが、イエスが世の創造の前から父なる神とともにおられたことを理解するのは大切なことです。イエスと父とは一つであられます。
イエスは人間としてご自分のいのちを捨てて、苦しみ死ぬことがお出来になりました。罪のない、完全なお方として、私たちの身代わりで死んで下さったのです。神の御子息として、ご自分のいのちは計り知れない価値がありました。イエスは、全世界の人のためにご自分のいのちを捨てて、十字架の死によって、全世界の人の罪に対する聖なる神のみ怒りをなだめられました。ですから、だれでも、自分の罪から神に赦され救われたいならば、イエス・キリストを信じなければなりません。

9章の終わりで、神の御子息が病人を癒し、たくさんのことを教えられたことを読みます。あなたは、これらの節を読んで、次の質問を自分に尋ねて、深く考えてください。「わたしは、自分の救い主として神の御子息を信じて、受け入れたことがありますか。」

第七課の試験